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〈1月販売案内〉
シャトー・レスティニャック
 Chateau Lestignac

ラヴニール メールマガジン:2022/1/5 -No.351R
ラヴニールの最新情報をお届けします

 
あっという間に正月は過ぎ去り、日常に戻ろうとしております。ちょっとあっけない気もしますが、新年も1月から盛りだくさんです!

今年初めての商品案内は「レスティニャック」!
森林農法によるワインの全貌が徐々に明らかになってきましたー
これは見逃せません。

相当長い、気合の入った文章ですが、「レスティニャック」にご興味のある方には是非とも知って頂きたい内容ですので、よかったらお付き合いください~


 
地球温暖化の問題

マチアスとカミーユが始めたのは、「森林農法」と云われるものです。その要諦は次の通りです。地球が温暖化し、今までと同じやり方でぶどう栽培をしていては高品質なワインが造れなくなってきています。現在の問題の代表的な例として、春の遅霜が挙げられます。昨年の4月もフランス全土で壊滅的な被害が起こりました。毎年のように温暖化の影響でぶどうの芽が早く出て来てしまうため、寒波が来ると芽が寒さで焼けてしまい、実るぶどうが激減してしまうという問題です。また、温暖化で気温が高くなり、収穫時期には糖度はドンドン上がるが、酸もそれに反比例しドンドン落ちてしまう。酸が落ちる前に収穫してしまうとポリフェノール(タンニン成分)が充分成熟していないので、青っぽくタンニンが荒いワインになってしまうという問題です。

 
「森林農法の目指すもの」とは
 
マチアス&カミーユはこのような温暖化の問題に対応するという事に加え、レスティニャックの地理的特徴、テロワールの個性をより高め、更に高品質なワインを将来に渡り生み出していくために従来のぶどう栽培を見直し、「森林農法」を開発致しました。
2014年から、地道な下記の事を実践しております。

●栽培面積の縮小
●2020年は10haまで縮小
●目標は3.8haまで縮小し、1万本/haと高いぶどう密植度にする
●従来の常識に捕らわれない自由な発想による栽培と醸造
●ワイン造りの速度をゆっくりにする
●農業方法の変更
(詳しく後述)により販売価格が上昇
●森林農法の実践により生物多様性を高める


何の目的の為これらの事を行っているかと云うと、
①温暖化対応
②生物多様性を高める
③ペリゴール地方の失われつつあるよい伝統の再生です。

前置きが長くなりましたが、それを実現する「森林農法」とは一体どんなモノのなのかについて、お伝えしたいと思います。



 
「森林農法とは何?」

一言で云うと、農業と森林の融合です。

【株づくりと密植】
彼らが植樹した「森林農法」のぶどう畑には、パリッサージュ(針金を張り蔓を這わせぶどうの樹を管理する方法)をしておりません。1本1本の若木には添え木を添わせております。そして、そのぶどうの樹と樹の間に、昨年100本ものリンゴと洋梨の樹を植えました。ぶどう1万本/haという高密植の中に果樹100本という多さに注目してください。石灰土壌には洋梨とプラムを、粘土土壌にはリンゴの木を植えます。毎年、それぞれの畑に100本植えることにしております。

【果樹との共生】
森林農法を行っている畑の土壌は、蛎殻の含まれる泥炭で、中新記世に形成されたペリゴール地方で最も偉大な土壌です。これは白い粘土質なので、耕作するのが非常に困難な土壌でもあります。純粋なミネラルが多く含まれますが、硬く締まった土壌でもあります。この土地に1ha当たり1万本のぶどう樹と、300本の果樹が共に成長することにより、日陰が出来ると同時にお互いの根が絡み合い菌根が発達し、お互いの根がバクテリアを介して助け合うという森林と同じような環境が生まれるのです。
新キュヴェ「ゴルゴ」のぶどうは2014年に植えられ、ようやく2018年ヴィンテージで初めてのワインが生まれましたが、高密植の為とても競合が激しいので、それでもまだ1本の樹にたった1房しか実りません。

【株づくりによるパーゴラ仕立て】
これがぶどうにどの様な影響を与えるかと云うと、光合成の減少です!(何と、従来のぶどう栽培と逆の事をしております)パリッサージュをしない株づくりですので、葉っぱの茂る面積が減ります。また、ぶどうの枝の先端を切らず、上に伸びた枝を隣の樹の枝と結びつけることにより樹がアーチ状になり、ぶどう畑に日陰をつくり出します。そうして更に光合成が減ることによりぶどう果実の糖度が下がり、ポリフェノールもじっくり熟させることができます。こうしてワインのアルコール度も下がり、よりフレッシュ感があると同時に旨味も充実したワインが生まれます。

【実を地面近くに】
また、マチアスはぶどうの房が地面の近くに実る様に仕立てます。地面は昼夜の寒暖の差により呼吸しております。粘土が多いレスティニャックの土壌では地面の温度が低いので、地面近くでぶどうの実がゆっくり熟していく事によって、タンニン成分がじっくり成熟しより細かく繊細なタンニンとなり、果汁も酸をしっかり持ったフレッシュ感あるワインなります。

【低収量】
耕作は馬ですべての畑を行います。
1万本/haの密植ではトラクターが入れませんが、粘土の多い土を踏み固めない為と、自然と調和した栽培を行うためです。馬の鳴き声と共に畑仕事を行うと、ぶどう樹の異変に容易に気が付くことが出来ますし、それぞれの区画の特徴もよく分かります。
一番初めに自然と付く芽が、最も高品質でポリフェノールも豊かな凝縮したぶどうとなります。そのようなぶどうが1本の樹に5-7房実ることを目指しており、収量は25-30hl/haとなるでしょう。

【ペリゴール地方の絶滅危惧品種】
またマチアスは、ペリゴール地方の伝統である今や殆ど忘れさられてしまった絶滅危惧品種を掘り起こし、植樹しました。その品種とは、Carmenere, Perigord, Milgranet, Portugais Bleu, Plousard、、など。
この度これら品種を使ったワイン「ゴルゴトゥ」は、森林農法にビオディナミを適用した方法で栽培され、他にない特徴を備えた異色なワインとしてご紹介致します。

【ニワトリの仕事】
また、収穫が終わる9月から翌春3月までの間には、ニワトリを畑に放します。現在60羽飼っていますが、ニワトリが雑草を食べ糞をすることにより、自然な肥料となります。特に前年の枯葉はうどん粉病が付いていることが多いので、新しい年のうどん粉病を未然に防いでくれることにも繋がります。



レスティニャクの「森林農法」は、まだ始まったばかりです。今回のご案内はその第一歩となりますが、これから年々進化をし、更なる進歩・発展を見せてくれることでしょう。

2014年、レスティニャックを日本のマーケットに初めてご紹介したときのキャッチコピーは、「ネオヴィニュロン」(新世代の栽培家)でした。
ネオヴィニュロン、マチアス&カミーユの更なる進化に、どうぞご期待ください!

 
森林農法ぶどう植え付け前
偉大なペリゴール土壌「蛎殻の多い白泥炭土」
粘土が多く耕作がとても困難
植樹するカミーユ
植樹するカミーユ②
植樹後
Mariages de Vignes
「パーゴラ仕立て」
Pergola「パーゴラ仕立て」のアーケード

ブリザール 2020

南西地方 
(白・辛口) 
参考上代3,700円(税別)
品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン
【ネゴスもの】
暑く乾燥した年であったが、とても味わい深いワインが出来た!ソーヴィニヨンはベルジュラックビオの第一人者シャトー・トゥルモンティーヌのデメテール認証ぶどう、セミヨンは同じくベルジュラックのビオぶどう。ソーヴィニヨンは即圧搾、セミヨンはMC12日後醸し3日間実施、セミヨンプレス後ブレンドしセメントタンクとフードルにて発酵・熟成。清澄・フィルターは掛けずに亜硫酸僅かに加えて瓶詰め。

ややオレンジ掛かったイエローの色調。黄色花の香り、カリンや黄桃など黄色果実の風味豊かでミネラルとタンニンが心地よい。'19より果実味増し楽しい味わい!総亜硫酸14ml/L

アン・ブラン 2018

南西地方 
(白・辛口) 
参考上代4,900円(税別)
品種:ソーヴィニヨン・ブラン90%, セミヨン10%
【シャトーもの】
'18はとても暑く酷暑の年で雨も少なく収量僅か12-15hl/haだった。ぶどうは水分を失ったがとても恐縮したので、エネルギーの詰まった薫り高いワインが出来た!白色と青色の粘土土壌、粘土質石灰土壌に植わる樹齢45年(SB), 50年(セミヨン)。10日間低温で醸し後、2年間木樽で発酵・熟成。清澄・フィルターには掛けず、亜硫酸も添加せず瓶詰め。

僅かに琥珀掛かったイエローの色調、マルメロや熟した洋梨、黄桃の果実風味、黄花の香り。自然な口当たりで黄桃的果実味が広がり、酸とバランスが取れている。余韻も永く、僅かに苦みを感じ、高いポテンシャルを感じる味わい。
’17はセミヨン主体で重厚で旨味に富んだ味わいであるのに対し、'18はソーヴィニヨン主体で軽やかで繊細、対照的な味わい。

ヴァ・トゥ・フェール・ボアール 2019

南西地方 
(赤・辛口) 
参考上代3,300円(税別)
品種:メルロ66%、カベルネS20%、カベルネF14%
【ネゴスもの】
メルロはビオからビオディナミに転換中のブノア・プリッセから、カベルネS&Fは2016年から買っているカルマン・ヴァンドンヂリッシュから。メルロは20%のみ除梗し4日間醸し、セメントタンクで6ヶ月熟成。カベルネSは即圧搾しタンク熟成したロゼの様なワイン。カベルネFは2週間MCし圧搾。SO2は瓶詰め時に20mg/L添加。ロゼワインのような色合い。

木苺やグロゼイユの豊かな果実風味、仄かで優しいタンニンの、スイスイ飲めてしまう心地よい味わい。

 フリッシュ 2020

南西地方 
(薄赤・辛口) 
参考上代  4,900円(税別)
品種:(混植)ソーヴィニヨン、セミヨン、ミュスカデル、マルベック、ペリゴール、ユニ・ブラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ
【シャトーもの】
'20年、耕作放棄(フリッシュと呼ばれる)されていた畑を手に入れた。当初はあまり関心なかったが、白と黒10種程の品種が混植されたこの畑には他にない個性があることに気付き入手!北向き斜面、粘土石灰と泥炭土に植わる樹齢50-95年の樹。すべて一緒に収穫し、全房で10日間混醸後、7か月セメントタンク熟成。清澄もフィルターにも掛けず、僅かにSO2添加し瓶詰め(総亜硫酸29mg/L)。

とても淡いガーネット色、バラやハイビスカスの香、熟したザクロやグロゼイユの優しい果実風味、ほんのりナッツの香り。口中でバラのドライフラワーやフォル・ノワールのリキュール、オードヴィなど様々な風味が広がる。フレッシュでありながら熟成感を感じる不思議な味わい。

 

 タンペット 2019

南西地方 
(薄赤・辛口) 
参考上代  5,900円(税別)
品種:メルロ50%、カベルネ・フラン50%
【シャトーもの】
茶色&青泥炭土土壌のぶどうを品種ごとに全房で2週間醸し後、セメントタンクで18か月熟成、コラージュ/フィルター掛けず僅かな亜硫酸を加え瓶詰め。’19は夏暑く乾燥し、高品質なぶどうが収穫できたよい年。

仄かに茶色味掛かった淡いルビー色。ダークチェリーの果実風味でちょっとナッティな香り。とても軽やかな口当たりでそれぞれの要素が溶け合った、まるでメルヘンの世界に入った様な味わい。ブルゴーニュの様に繊細で薫り高い。
新しいフェーズに入ったレスティニャックを感じさせる別次元の味わい。

 
シャトー・レスティニャックについて
1月試飲会日程<東京&大阪>
<完全予約入れ替え制>です!
必ず下記案内書をご覧の上、予約サイトから
ご希望時間枠を選択の上お申し込み下さい!
申し込み後のキャンセルも可(必ずご連絡下さい)
↓↓↓↓↓
レスティニャックをお試し頂けます
1/13(木) ラヴニール月例試飲会<東京> 申込サイト
1/18(水) kpオーチャード&ラヴニール<大阪>試飲会 申込サイト
1/19(水)&20(木) CPV試飲会ルクレアシオン<東京> 申込サイト
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